『ダイ・ハード2』(原題:Die Hard 2: Die Harder)は、1990年のアメリカ映画。ヒット作『ダイ・ハード』(1988年)の続編。監督:レニー・ハーリン、脚本の原作はウォルター・ウェイジャーによる小説『ケネディ空港着陸不能』(58 Minutes)。
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Die Hard 2 : Die Harder (1990) / ダイ・ハード 2のあらすじ
前作、ナカトミビルのテロ事件からちょうど1年後のクリスマス。ジョン・マクレーンは妻のホリーを迎えに雪の降るワシントン・ダレス国際空港にやってきた。
マクレーンは刑事の癖で怪しい男2人組を見つけ、荷物室での銃撃戦の後、1人を倒すがもう1人には逃げられてしまう。男達の装備からただ事ではないと考えるマクレーンだったが空港を管轄するロレンゾ署長は、ただの物盗りとして相手にせず、むしろ泥棒相手に銃撃戦をやったマクレーンを罵倒する。納得がいかないマクレーンは男達の正体を探るため、ロスにいる親友の警官パウエルに死んだ男の指紋情報を送って照会してもらい、その結果、2年前にホンジュラスで死んだとされていた元アメリカ軍軍曹と判明する。マクレーンは話にならないロレンゾ署長を無視して管制室に乗り込むと、得た情報を基に管制部長のトルドーに事の次第を話す。だがその時、滑走路の着陸誘導灯が消え、計器着陸装置(ILS)も作動不能に陥り、上空の旅客機が着陸できなくなってしまう。
事件を起こしたのは元アメリカ陸軍特殊部隊のスチュアート大佐と、同じく軍人だった彼の部下達であり、その目的は間もなく護送されてくる南アメリカ、バル・ベルデの麻薬王エスペランザ将軍の奪還だった。空港の管制システムを乗っ取ったスチュアートは、自分達の目的を明かすと共に、トルドーに余計なことをしないよう警告する。
トルドーは非常事態を政府に連絡すると共に管制機能を奪還するべく建設中の新管制塔の起動を試みる。しかし、新管制塔への通路にはテロリストらが待ち受けており、マクレーンの活躍で待ち伏せていた敵は全滅するものの、新管制塔は爆破され機能回復は失敗する。一方、スチュアートは警告に従わなかった報復として旅客機ウィンザー114便に偽の管制指示と誤ったILS情報を与えて墜落させ、200人余りの乗員全員死亡という惨事を引き起こす。しかし、まだ多数の航空機が上空を旋回しており、その中にはホリーが乗るノースイースト140便もあった。
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